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ソフトウェア技術や思ったことについて書きます.

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Women Techmakers Scholarshipについて

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こんにちは、今回はGoogleが主催するWomen Techmakersの奨学金プログラムについて紹介したいと思います!

様々な方がこの体験をブログに綴っているため、他の方のも参考にするといいと思います! 私はどちらかというと、エントリーをするためのエッセイなどに焦点を置いて、経験談をもとに綴ろうと思います!

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Women Techmakersとは

Women Techmakersとは、

From 2014 to present, Women Techmakers is continually launching global scalable initiatives and piloting new programs to support and empower women in the industry.

と、ホームページには書かれているのですが、ざっくりいうと、Google主催のテック系で働く女性をサポートするコミュニティみたいな感じです!
多分、この記事を読んでいる方々はテック系を学んでいる女子学生が多いので、こう言ったコミュニティの必要性はすごくわかると思います.

そして、今回紹介しますWomen Techmakers Scholarshipのページは以下になります: www.womentechmakers.com

応募資格

応募資格はざっくり6つほどあります.

To be eligible to apply, applicants must:

  • Identify as female
  • Currently be enrolled at an accredited university for the 2018-2019 academic year
  • All students graduating in 2019 and beyond are eligible to apply
  • Be studying computer science, computer engineering, or a closely related technical field
  • Demonstrate a strong academic record
  • Exemplify leadership and demonstrate passion for increasing the involvement of women in computer science

とまぁ、かなり大雑把な感じがしますよね。

これを翻訳しますと、下記のようなものになります:

下記の要項を満たしたものに応募資格を与える:

  • 女性であること
  • 2018-2019年現在、認定された大学に所属していること
  • 2019年度以降に卒業を控えている全ての学生
  • 情報科学情報工学、またそれらに密接した科学的分野を学んでいる方
  • 優れた成績を残していること
  • リーダーシップを取り、コンピュータサイエンス系の女性の躍進の推進活動を行なっている

1〜3つ目は女子かつ大学生以上の学生であれば満たされます。

4つ目については「どういうこと?」と感じるかもしれませんが、情報系でなくても参加ができるよ、という趣旨です。実際、参加した方の中には物理系や機械系などと言った方々も参加していました!

そして、5つ目や6つ目あたりが応募を決めるネックになるところかと思います。
まず、優れた成績ってどのレベル?と思われるかもしれせんが、個人的にはとりあえず応募してみることをお勧めします!
大学によって成績のつけ方が違うので

そして、最後の要項については、結構難しいかと思います。でも、大学の課題やチーム課題、インターンなどを通して語れることが1つでもある方は是非、臆せず応募してみてください!

実際、上記の応募要項の5つ目や6つ目に自信がなくても是非、応募はしてみた方がいいです!

応募書類

応募に必要なものは以下になります:

応募に必要な書類:

  • 基本情報
  • 履歴書
  • 現在と過去の成績表(既に学位を取っていれば)
  • 3つの質問に対するショートエッセイ

基本情報

Googleフォームを用いて基本情報を入力します。

履歴書

次に必要なのが、履歴書です。
履歴書では自分の経歴・技術力・表彰されたものや活動などを記しましょう。
Googleはたくさんの履歴書の中から光るものを取り出すので、出来るだけ見やすく、そして自信を持って書いた方がいいです。(もちろん嘘はダメですが...)

履歴書は英語で記入します。私は、myperfectresumeというサイトで作成しました。

www.myperfectresume.com

成績表

成績表は英語でpdf形式で提出をします。 大学によってはオンラインで取得できなかったり、取り寄せるのに時間がかかったりするようなので、出来るだけ早く取り掛かった方が良さそうです。

エッセイ

そして応募で最も大事なのが、こちらのエッセイです。もちろん、英語です!
しかし、英語だからといって諦めないでください!実際、結構のかたがこのエッセイで諦めているのではないかと思います。

これらの質問は、応募者の情報系に対する情熱や苦労、そして女性の躍進に対する思いリーダーシップ力などを問いてきます。(少なくとも今年度はそうでした)
応募者は皆色々やってきている方々が多いと思います。しかし、自分に自信を持ってエッセイを書くのがポイントです!「こんなことしかやっていない」、と思っていたことも実は他の人がやっていないことかもしれないので、絶対に自分を過小評価しないでください!
もちろん、誇張しすぎたり、嘘を書いたりするのはダメですが。

エッセイについて

実際にどのようなことを書いたか、次回以降の方の助けとなるように要点を記していきます。
同じ問いが問われるとは思わないので、参考程度に受け止めてください。

1. How do you think computer science, computer engineering and/or a closely related technical field is changing the world? How do you plan to contribute?

よく見る、または議論される問いだと思います。そして、3問の中で最も答えやすい問いなのではないでしょうか。

  • コンピュータがどのようなインパクトを社会に施しているのか(昔と比べたり)
  • 今までどのような研究・開発をしてきたか. なぜそういった活動をしようと考えたのか
  • 将来どのような研究・開発がしたいか. そしてそれがどのような影響をもたらすのか

この問いはどちらかというと、あなたがどういった活動をしてきたのか、そしてどういった活動をして社会に貢献したいのかが焦点になっていると思います。なので、大学の課題でもいいのでどのようなことをしてきたのかを熱意持って語れるといいと思います。

2. Please discuss the structural issues impacting underrepresented groups that you have observed or experienced in computer science, computer engineering, and/or a closely related technical field. What connection and/or effect do you think these have to the industry and/or the wider world?

ここでの underrepresented groups とは「女性」としてコンピュータサイエンスの業界、また似た分野で感じていることを綴ればいいと思います.
そして, 以下のことを書くといいと思います.

  • 女性として受けた差別・感じる格差などそれぞれあると思います. 実体験や友人の体験でもいいので紹介する.
  • それがどのように今後, 女性がこの業界で活躍しようとした時に影響を与えるか. また, 単純に他の女性がマイノリティの業界に与えるインパクトがあるのか.
  • 実体験をもとにかければ, 尚読み手に印象が残ると思います
3. Please write about an activity that you are currently or recently involved in to address structural issues for underrepresented groups in your field.

Googleでは、リーダーシップが取れる人材を探しています。 そして、女性がもっと活躍できるように活動をしている方々を応援しています。
なので、この問いでは、今まで活動してきた大学の団体において、自分が如何に貢献をしてきたかを紹介しました。

  • 自分の貢献度を記す
    • 団体内での役割
    • 得られた結果(あまり良くなくても、やったということが大事です)
  • どのように「女性の躍進」を助けることができたのか

実際、この問いに一番時間をかけた気がします。今まで、自分はこんなにすごい!ということをエッセイなどで記述することがなかったので、非常にやりづらかったです.
しかし、のちに知人に読んでもらった際に、「自分に自信を持ってもっと自慢してもいいと思う」と言われてしまいました... しかし、そのおかげで通過ができたと思います。 皆さんも、自分の活動を過小評価せずに、自信を持って綴ってください!

2次選考

案内

提出後、3週間くらいで2次への案内がメールで届きました。
hangoutで30分ほどの面接をするとの趣旨でした。 ちょうどその時期にアメリカにおり、時差の問題、しかもairbnbに泊まっていたため、 wifiの問題がありました。ただでさえ緊張をしていたのに、余計にうまくいかなかったらどうしようとさらに緊張をしたのを覚えています。

雑談ですが、宿泊していたairbnbwifiのスピード(https://fast.com/で測った結果です)が最大8.3Mbsしか出なかったので、途中で音声が途切れたりなどしていまた。
皆さんも、万が一に備えて事前にwifi環境はチェックしておいたほうがいいと思います...

ビデオ電話面談

ここでは事前に提出したエッセイに関する質問や、テック系に関して応募者がどのような考えを持っているのか聞いてきます。
英語で答える質問もあるのですが、緊張せずにゆっくり答えれば大丈夫です!

内容などは同期の方が(下に載せてあります)書かれているので、省きます!

格通

全ての面接が終わって、1・2週間くらい経つと合格通知がメールできます。 そのメールの1ヶ月後くらいにリトリートプログラムという名で海外(もしくは日本)のGoogleオフィスに行けるので、応募する際はその辺の日程にも気をつけた方がいいかもです。

最後に

自分はエントリーをする際、あまり期待しないで出しました。しかし、自己アピールができていたのがよかったのかな、という風に今は思います。実際、提出する前に他の人に読んでもらうことが一番なのではないかと思います!

以下に他の方が体験を綴ってくれているているので、是非一度読んでみてください! 詳しいプログラムの内容などを書いてくれているので、とても参考になると思います!

他のブログ

日本人

私も、応募をしようとしていた時に過去の先輩方のブログなどを拝見し、より一層いきたいという気持ちが強まりました。
他の方はもっとこのプログラムでどのような活動をするのか紹介しているので、是非読んでみてください!

boiled-egg.hatenablog.jp

proton-yoko.hatenablog.com

lila-lila.hatenablog.com

同期の他の国の方々

少し観点が違うかもしれませんが、似たような体験をもと書いていたりするので、事前に読むとWomen Techmakersのこの奨学生プルグラムの全体像がわかるかもしれません!
また、私よりも丁寧にエッセイのポイントを記してくださったりもしているので、エッセイで困っていたら、是非お勧めします! 全部英語の記事です!

medium.com

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